災害時に被害を減少させ、早期に復旧させるために必要な関係者間の情報共有の手段の一つとして、その有用性が指摘されたのはラジオ放送です。発災後できるだけ早く臨時災害放送を設置し運用するためには、関係者の訓練や事前の協議が欠かせません。
和歌山県内には5つのコミュニティFM放送局があり、発災時にはそれぞれ臨時災害放送局に転換するものと予想されます。今回の訓練では、コミュニティFM放送局のない、御坊市と紀の川市で、学校、周辺自治体、住民、放送関係者、研究教育関係者及びこれらの連絡調整を行う団体や情報ボランティアなどの参加を得て、機材の設置、情報の収集・整理・放送を行いました。
10月に御坊市で、12月に紀の川市で訓練を実施しました。
【日 時】 平成30年10月29日(月) 12:30~14:30
【場 所】 和歌山県立日高高等学校 1階会議室
御坊市の訓練では、和歌山県立日高高等学校・附属中学校の生徒さんたちが中心となり、御坊市への取材、放送、そして壁新聞の作成に取り組みました。
また御坊市を中心とし、周辺自治体の避難所等での受信状況のチェックを行いました。
【日 時】 平成30年12月9日(日) 10:30~12:00
【場 所】 紀の川市立紀の川市民体育館 会議室
紀の川市の訓練では、和歌山県立粉河高等学校の生徒さんたちが中心となり、紀の川市への取材、放送、そして壁新聞の作成に取り組みました。
また翌日、紀の川市を中心とし、周辺自治体の避難所等での受信状況のチェックを行いました。
※今年度のこれらの活動はJR西日本あんしん社会財団の活動助成を受けて実施しています。