臨時災害放送局設置運営訓練2019≪報告≫

災害時に被害を減少させ、早期に復旧させるために必要な関係者間の情報共有の手段の一つとして、その有用性が指摘されたのはラジオ放送です。発災後できるだけ早く臨時災害放送を設置し運用するためには、関係者の訓練や事前の協議が欠かせません。

和歌山県内には5つのコミュニティFM放送局があり、発災時にはそれぞれ臨時災害放送局に転換するものと予想されます。

WIDA防災研究部会では数年前から臨時災害放送局の設置運営訓練を行っています。
 今年度の訓練では、コミュニティFM放送局のない、広川町と新宮市で、学校、周辺自治体、住民、放送関係者、研究教育関係者及びこれらの連絡調整を行う団体や情報ボランティアなどの参加を得て、機材の設置、情報の収集・整理・放送を行いました。


【日 時】 2020年2月11日(火) 10:00~13:00
【場 所】 広川町役場 2


広川町臨時災害放送局設置運営訓練
広川町臨時災害放送局設置運営訓練

広川町の訓練では、和歌山県立耐久高等学校の生徒さんたちが中心となり、広川町への取材、放送、そして壁新聞の作成に取り組みました。
 また広川町とその周辺での可聴域調査のチェックを行いました。

 


【日 時】 2020年2月22日(土) 9:30~12:00
【場 所】 新宮市役所 4階会議室


新宮市臨時災害放送局設置運営訓練
新宮市臨時災害放送局設置運営訓練

新宮市の訓練では、和歌山県立新宮高等学校、近畿大学付属新宮高等学校の生徒さんたちが中心となり、原稿作成、放送に取り組みました。
 また、新宮市とその周辺での可聴域調査のチェックを行いました。


※今年度のこれらの活動はJR西日本あんしん社会財団の活動助成を受けて実施しています。