近年、ブロックチェーン技術の発展を背景に、その特性を生かして暗号資産などの価値交換やコミュニティ形成、組織運営などを実現する「 Web3.0 」 と呼ばれる一種のエコシステムの形成に向けた機運が高まっています。
政府においても Web3.0 を通じて社会課題の解決を推進するための環境整備に向けた検討が進められているものの、いまだ Web3.0 に対する認知は進んでおらず、実際の取組事例も限られています。
そこで、今回、Web3.0を構成する概念・技術要素であるDAO(分散型自律組織)、NFT(非代替性トークン)、DID(分散型ID)等の活用事例を紹介するとともに、県内での課題解決やビジネスの創出に繋がるきっかけとなる機会を提供します。
【日 時】 2023年 12月 8日(金) 13:30~15:00
【開催方法】 スタジオ配信 和歌山大学 松下会館(和歌山市西高松1-7-20)から配信。
オンライン(Zoom )での参加方法をご案内しますが、松下会館で観覧することも可能です。
講演会終了後に講師と交流していただけます。
プログラム
基調講演1(13:35~13:55)
『Web3.0先進事例の紹介』
講師:古城 篤 氏(株式会社ウフル CRO)
基調講演2(13:55~14:15)
『デジタル社会が求めるトラストへの探究:デジタルトラスト共同研究講座の立ち上げを通して』
講師:伊原 彰紀 氏(和歌山大学システム工学部 准教授、社会インフォマティクス学環 連携専任教員)
パネルディスカッション(14:25~15:00)
パネリスト:古城 篤氏
パネリスト:伊原 彰紀氏
パネリスト:水間 乙允氏(株式会社サイバーリンクス 取締役 最高技術責任者(CIO兼CTO))
コーディネーター:満田 成紀氏(和歌山大学戦略情報室 教授、WIDA幹事・ICT利活用普及部会 部会長)
参加費
参加無料(事前のお申し込みが必要です)
【主 催】 和歌山県情報化推進協議会(WIDA)
【後 援】 和歌山大学、和歌山県
講師のご紹介
古城 篤:株式会社ウフル CRO
2003 年にCMS の開発・販売・インテグレーションを行うArtsnet 株式会社を起業。
2009 年9 月に株式会社ウフルに参画し、クラウドインテグレーション部門の責任者、ISV 開発支援、enebular の企画・開発、データサイエンス研究所長、CTO を歴任。
2021 年より現職。株式会社ウフルでCRO として研究開発をリードする一方で、名古屋大学にて研究員として携わる。
また、国連CEFACT の活動メンバーとして、IoT の国際標準技術にも携わる。
そのほか、Node-RED ユーザ会の代表として、オープンソースコミュニティへの貢献を続け、一般社団法人エンドユーザーコンピューティング協会を発足。
著書に「はじめてのNode-RED」「実践Node-RED 活用マニュアル」など。
2009 年9 月に株式会社ウフルに参画し、クラウドインテグレーション部門の責任者、ISV 開発支援、enebular の企画・開発、データサイエンス研究所長、CTO を歴任。
2021 年より現職。株式会社ウフルでCRO として研究開発をリードする一方で、名古屋大学にて研究員として携わる。
また、国連CEFACT の活動メンバーとして、IoT の国際標準技術にも携わる。
そのほか、Node-RED ユーザ会の代表として、オープンソースコミュニティへの貢献を続け、一般社団法人エンドユーザーコンピューティング協会を発足。
著書に「はじめてのNode-RED」「実践Node-RED 活用マニュアル」など。
伊原 彰紀:和歌山大学システム工学部 准教授、社会インフォマティクス学環 連携専任教員
2012 年奈良先端科学技術大学院大学博士後期課程修了。博士(工学)。同大学助教を経て、2018 年4 月より和歌山大学講師。2023 年4 月より同大学准教授。専門領域はソフトウェア工学、特にオープンソースソフトウェア開発・利用のための信頼性に関する研究に従事。
IEEE Computer Society Professional & Educational Activitites Board Member、情報処理学会論文誌運営委員会主査、情報処理学会ソフトウェア工学研究会幹事、和歌山市システム評価アドバイザーなどを歴任。「ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3 版)‒ SQuBOK GuideV3 -」のオープンソース利活用における品質について執筆。
IEEE Computer Society Professional & Educational Activitites Board Member、情報処理学会論文誌運営委員会主査、情報処理学会ソフトウェア工学研究会幹事、和歌山市システム評価アドバイザーなどを歴任。「ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3 版)‒ SQuBOK GuideV3 -」のオープンソース利活用における品質について執筆。
水間 乙允:株式会社サイバーリンクス 取締役 最高技術責任者(CIO兼CTO)
サンノゼ州立大学に留学。
和歌山県初のインターネットプロバイダー立ち上げ。
サイバーリンクス入社後、データセンター構築や主要サービスなどの開発部長、新規ビジネスの立ち上げを経て現在、取締役 最高技術責任者(CIO兼CTO)。
一般社団法人デジタルトラスト協議会 理事、和歌山大学客員教授。
和歌山県初のインターネットプロバイダー立ち上げ。
サイバーリンクス入社後、データセンター構築や主要サービスなどの開発部長、新規ビジネスの立ち上げを経て現在、取締役 最高技術責任者(CIO兼CTO)。
一般社団法人デジタルトラスト協議会 理事、和歌山大学客員教授。
満田 成紀:和歌山大学戦略情報室 教授、WIDA幹事・ICT利活用普及部会部会長
和歌山大学戦略情報室長として大学IRを担当し、データの集積・分析にもとづく大学組織運営をサポート。和歌山デジタル化推進検討会議会長、紀美野町CIO補佐官、和歌山市協働推進委員長等を歴任し、地域社会におけるデジタル技術活用推進に協力。