和歌山県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課
ランサムウェアによるサイバー攻撃が活発になっています。
日本国内においても、ランサムウェアの感染により、データが暗号化されたり、業務情報や個人情報が窃取されたりする事例が相次いで確認されています。
ランサムウェアとは、ウイルスの一種で、パソコンをロックしたり、データを暗号化して利用できなくし、元に戻すことと引き換えにその代金、つまり「身代金」を要求します。
最近では、事前にデータを盗み出し、対価を支払わなければ、データを公開するといった二重恐喝を行う事例も確認されています。
たとえ、要求に応じて「身代金」を支払ったとしても、データが復旧される保証は一切ありません。
ランサムウェアは、メールの添付ファイルや、メールに記載されたURLを開く、改ざんされたウェブサイトを閲覧するといった形で感染します。
また、企業や組織のネットワークに侵入して感染させられる場合もあります。
感染リスクを減らすために、OS・ソフトウェア・ウイルス対策ソフトは常に最新の状態にする、不審なメールの添付ファイル、URLは開かないといったセキュリティ対策を徹底してください。
万が一、感染した場合に備えて、重要なデータは定期的にバックアップを取り、ネットワークと切り離されたところへ保存しておく等の対策もお願いします。
ご参考
■和歌山県警察本部サイバー犯罪対策課
https://www.police.pref.wakayama.lg.jp/01_anzen/cyber/cyber/index.html
■ランサムウェアに注意!~パソコンやデータを使用不能にし、身代金を要求~
https://www.police.pref.wakayama.lg.jp/01_anzen/cyber/cyber/oshirase/h30/ransomware.pdf