串本町潮岬地区プロジェクト≪報告≫

災害時に必要な情報を収集するために、身近な『ラジオ』を活用した狭い地域での情報配信手段に着目しています。また、この手段を活かすには、地域に必要な情報を取材・編集・配信する担い手となる情報ボランティアの人材育成も欠かせません。そこで、和歌山県内にモデル地区を設定し、これらの有効性検証と課題抽出のための実証実験を実施しました。
 昨年度の海南市下津町大崎地区での実証実験を引き継ぎ、今年度は串本町潮岬地区と県立田辺高校の2地区で実施しました。
 この活動は、JR西日本あんしん社会財団の2015年度研究助成15R028の補助を受けています。


【日 時】 平成27年11月15日(土) 10:00~12:00
【場 所】 和歌山県串本町立潮岬中学校周辺地域
【協 力】 潮岬地区区長会、和歌山県立串本古座高校串本校舎、串本町立潮岬中学校


潮岬中学校

実証実験に先立って、10月29日に、地元の和歌山県立串本古座高校串本校舎の生徒を対象とした情報ボランティア育成プログラムの授業をしました。そして、11月15日、市販ラジオで聴くことができるFM 放送波(出力50mW)を用いた情報提供訓練を行い、この手段の有効性を確認しました。

串本町消防団潮岬分団敷地より放送体験
串本町消防団潮岬分団敷地より放送体験
放送原稿
放送原稿

情報提供可能な送信アンテナから半径200m前後の範囲で、地元住民の方々に市販ラジオで聴取していただき、アンケート調査を実施しました。

送信所の位置

串本町潮岬で、防災ラジオ社会実験(wbs和歌山放送ニュース)

ラジオで防災 ―ラジオを活用した狭域情報配信―(facebookページ)