防災・日本再生シンポジウム「災害時における情報流通ー被災地の情報を如何に入手するか、如何に伝えるかー」

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 災害発生を回避することはできませんが、その被害を減らし、復旧、復興を早めることは可能です。その際のキーワードは「情報の共有」です。減災・縮災のために必要な情報を収集・整理・伝達するための情報流通基盤の整備が必要不可欠です。
 本シンポジウムでは、熊本シティエフエムから村上隆二氏をお迎えして、本年4月の熊本地震発生直後に開局した臨時災害放送局の果たした役割について講演いただきます。さらに、災害時の放送・報道に詳しい識者、災害発生後に被災状況を地図に反映するクライシスマッピングに取り組まれている方々を交えて、パネルディスカッションで討論いただきます。


【日 時】 平成28年12月11日(日) 13:00~17:00
【場 所】 和歌山県立情報交流センターBigU 多目的ホール(和歌山県田辺市新庄町3353-9


スケジュール

12:00~ 開場・パネル展示

12:30~ 受付開始

13:00 開会挨拶

13:10 シンポジウムの全体構成について

  和歌山大学システム工学部准教授 塚田晃司

13:30 講演『熊本地震に見る臨時災害放送局の役割』

  講師:村上隆二氏(熊本シティエフエム パーソナリティ)

14:10 講演『近畿における臨災局開設への取組みー現状と課題ー』

  講師:講師:国本 厚氏(近畿総合通信局放送部 放送課長)

14:30 講演『災害に備えるための地図情報の役割』

  講師:西村雄一郎氏(奈良女子大学研究院人文科学系 准教授)

15:10 講演『地域のクライシスマップを作る』

  講師:杉山幹夫氏(LocalWiki Organization Japan 代表)

15:30 (休憩・パネル展示)

16:00 パネルディスカッション

『災害に備えるための情報基盤をどう整備するか』

コーディネータ:佐藤 周(和歌山大学経済学部 教授)
 パネリスト:村上隆二氏
        村上圭子氏(NHK放送文化研究所 主任研究員)
        西村雄一郎氏
        杉山幹夫氏
        金子賢二氏(近畿総合通信局 防災対策推進室長)

16:50 閉会挨拶

  和歌山大学理事・副学長 山田良治

【主 催】 国立大学法人 和歌山大学
【共 催】 一般社団法人 国立大学協会、和歌山県情報化推進協議会(WIDA)
【後 援】 総務省近畿総合通信局、和歌山県、和歌山県教育委員会、田辺市、田辺市教育委員会、白浜町、    白浜町教育委員会、和歌山県市長会、和歌山県町村会、NHK和歌山放送局、株式会社 和歌山放送、    一般社団法人 日本コミュニティ放送協会(JCBA)


講師・パネリストのご紹介

講師・村上隆二氏 (ラジオDJ、ディレクター、防災士)
1996年NBCラジオ佐賀を退社後、個人事務所「プラスワン」を設立。現在はRKKラジオ、FMK、FM791(熊本シティエフエム)、エフエムやつしろ、FMしまばら、FMたんと、NHKラジオ第一でレギュラー番組を持つ。2006年に防災士取得、九州の放送関係者では最初。
講師・西村雄一郎氏 (奈良女子大学研究院人文科学系 准教授)
1970年生まれ。名古屋大学大学院後期博士課程単位取得満期退学。博士(地理学)。総合地球環境学研究所、愛知工業大学を経て奈良女子大学。2011年よりOpenStreetMap Foundation Japan、Code for Naraの活動に関わっている。
講師・国本 厚氏 (総務省近畿総合通信局放送部 放送課長)
1979年郵政省近畿電波監理局入局。総務省近畿総合通信局情報通信部情報通信振興課課長補佐、放送部放送課課長補佐、放送部放送課上席電波検査官、総務省四国総合通信局陸上課長、総務省中国総合通信局企画調整課長を経て2016年より現職。
講師・杉山幹夫氏 (LocalWiki Organization Japan 代表)
1964年札幌生まれ。信州大学農学部出身。広告代理店勤務を経て、札幌のITベンチャーで広報室長、経営企画部門を担当したあと独立。大学や高等学校、地方自治体・企業とともに地域活動を教育活動を行いながら、その調査、研究を行っている。
パネリスト・村上圭子氏 (NHK放送文化研究所 主任研究員 )
1992年NHK入局。報道局でディレクターとして『NHKスペシャル』、『クローズアップ現代』等を担当、ラジオセンターを経て現職。放送通信融合時代のテレビ・放送の今後のありかた、災害情報から見る新たな情報環境と社会について取材、研究を進めている。
パネリスト・金子賢二氏 (総務省近畿総合通信局 防災対策推進室長)
1981年郵政省関東電波監理局入局。総務省にて、主に情報通信分野の国際機関、国際協力関係の業務に従事。2016年4月より、近畿総合通信局防災対策推進室長として情報通信技術(ICT)を活用した防災・減災の取組に関する業務に従事。

お申し込み方法

FAX:チラシ裏面の参加申込書に必要事項をご記入のうえ、FAX送信してください。
E-mail:必要事項を明記のうえ、下記アドレスあてに送信してください。


【定員】 200名(どなたでもご参加いただけます。)
【〆切り】 2016年12月8日(木)  ※当日会場での参加受付もあります。
【お申込み・お問い合わせ】 和歌山大学災害科学教育研究センター TEL:073-457-7558 FAX:073-457-7593
                                            E-mail:saigai@center.wakayama-u.ac.jp

 ※詳細はこちらのチラシをご覧ください。
防災・日本再生シンポジウム「災害時における情報流通ー被災地の情報を如何に入手するか、如何に伝えるかー」チラシ(1.3MB)